焚火庵１１７　ヴィヴィッド・シドニー 昨年の国勢調査の結果、オーストラリアが劇的に変化していることがわかりました。2022年、そしてこれから先、幸運の国と言われるオーストラリアがどうなっているか、すべてのことを知る必要があります。 簡単に説明しますと、オーストラリア人は、カトリックや聖公会を信ずるよりも、無宗教者が増えています。 オーストラリア人は、平均して9万792ドルの収入を得て、48万5000ドルのローンを組んで、家に住んでいるそうです。 人口構成では、ミレニアル世代はベビーブーマー世代を抜いて最大の世代になろうとしています。2021年の国勢調査で、オーストラリアでは団塊世代がミレニアル世代をわずか5,662人上回っただけです。 ジェネレーションALPHA: 2011年から2021年 (人口の12パーセント) ジェネレーションZ: 1996年から2010年(人口の18.2%) ミレニアルズ（ジェネレーションY）：1981年から1995年（人口の21.5パーセント） ジェネレーションX：1966年から1980年（人口の19.3パーセント） ベビーブーマー：1946年から1965年（人口の21.5パーセント） 戦後のブーマー世代とは、1946年から1965年に生まれた人々を指し、1963年生まれのアンソニー・アルバニージー首相、前任のケビン・ラッド、ジュリア・ギラード、トニー・アボット、マルコム・ターンブルも含まれる。スコット・モリソン前首相は、ジェネレーションX首相の首相でした。 宗教では、オーストラリア人のほぼ半数、47.1％がキリスト教徒と答えており、イエスの教えに従う人は少数派ということになります。 国勢調査の用紙に無宗教と記入した人は976万7,448人で、正式な宗教の所属がないと答えた2016年の国勢調査の29.6％から大きく上昇しました。 イスラム教の人口比率は2.6%から3.2%に上昇し、昨年は813,392人がイスラム教を信仰していることが明らかになった。 オーストラリア人のほぼ半数、47.1％が自分はキリスト教徒であると答えており、イエスの教えに従う者は少数派であることがわかる。私が、オーストラリアに赴任したのは１９９７年ですが、日曜日の朝のテレビは、キリスト教の番組が各局で放送されていました。今は、全く姿を消しました。大きな変化です。 また、「信仰している宗教は特にない」は6.9%で4番目に多いのです。 仏教とヒンドゥー教は、オーストラリア人の2.6％がインドで生まれ、673,352人と3番目に多い出生地であるにもかかわらず、トップ5には入りませんでした。 変わるオーストラリア。 今日から、２０２２年の折り返し点になります。 オーストラリア人にとって、試練の経済年度が始まります。 多くの賃金労働者にとって賃上げがはじまります。しかし、喜んでばかりはいられません。その賃上げはトリッキーですらあります。電気ガス代のエネルギー関連料金が倍増します。2022年7月1日以降、収入の確定申告が複雑さを増します。126,000ドルまでの低・中所得者向け税控除が終了するのです。厚生年金への支出増が年間312ドル追加トなります。などなど、今日からオーストラリア人の生活を変えるすべての出発点となります。 ヴィヴィッド・シドニーなど見ている場合じゃないかもしれません。 ヴィヴィッド・シドニーは、６月１３日、エリザベス女王の公式誕生日まで。およそ２週間ほどにわたって、シドニーのハーバーブリッジを中心に、会場数も増やして開かれました。連日の観覧客で、一晩１か所を回るので精一杯でした。 ３６枚・・をご覧いただければうれしいです。 大賑わいの「プロジェクション・マッピング」でした。 (2022.07.01　シドニー・ボーイ記)